ブックフェスタしずおかコアイベント

ブックフェスタしずおかは、「本がひととまちを繋ぐ31日間」をコンセプトに、静岡県全域で本文化を盛り上げるプロジェクトです。
10月1日から10月31日までの間、静岡県内あちこちで本に関するイベントが企画され、10月22日には東静岡グランシップでコアイベントも開催されます。 
コアイベントには、全国各地で本に関する活動を展開している多彩なゲストをお招きし、様々なテーマでトークセッションを開催します。また、芝生広場ではブックマルシェが行われているほか、静岡県の世界お茶祭とも同時開催になっています。

日時:
10月22日(土)10:00-16:00(入退場自由)
会場:
グランシップ 中ホール(JR東静岡駅から徒歩約2分)
入場料:
1,800円
(入場料には本イベント終了後に発行される記念書籍の書籍代と郵送代も含まれています(来年2月頃に発刊予定)。また、トークセッションは動画を撮影して、チケット購入者の方に公開いたします。)
※このチケットは中ホールで開催されるトークイベントの入場料です。芝生広場で開催されているブックマルシェには入場料はかかりません。
申込み:
こちら

タイムテーブル・ゲスト 

 *はモデレーター

10:30-10:40
開会挨拶
10:40-12:00
オープニングセッション「本の磁力はなにを繋げ、なにを変えていくのか」
礒井純充 / まちライブラリー提唱者
吉成信夫 / ぎふメディアコスモス総合プロデューサー
平賀研也 / 元県立長野図書館館長
土肥潤也 / みんなの図書館さんかく館長
13:00–14:00
「本のある場所が社会的処方の拠点になる。ケアする図書館の可能性」
直井薫子/ ハムハウス株式会社取締役
守本陽一 / だいかい文庫店長
中島あきこ / あひる図書館 館長
平賀研也 / 元県立長野図書館 館長
14:00-15:00
「これからの公共図書館どうしますか徹底談義」
岡本真 / アカデミック・リソース・ガイド(arg)代表兼プロデューサー
吉成信夫 / ぎふメディアコスモス総合プロデューサー
影山知明 / クルミドコーヒー店主
宮本恭嗣 / さいたま市PPPコーディネーター
15:00-16:00
クロージングセッション「本に未来はありますか?消費から表現の社会の転換期」
藤原隆充 / 藤原印刷株式会社
熊谷サラ / 高校1年生/川の図書館 館長
礒井純充 / まちライブラリー提唱者
土肥潤也(みんなの図書館さんかく館長)

登壇者

土肥潤也/みんなの図書館さんかく館長

1995年、静岡県焼津市生まれ。早稲田大学社会科学研究科修士課程修了、修士(社会科学)。2015年に、NPO法人わかもののまちを設立。2020年に、まちづくりコーディネート団体、一般社団法人トリナスを共同創業、現在は代表理事。焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、完全民営の私設図書館「みんなの図書館さんかく」を開館。一箱本棚オーナー制度を導入した市民参画の仕組みで、現在は同様のシステムの私設図書館は全国に30館にも広がる。そのほかに、商店街に芝生を敷き子どもの遊び空間を展開する「みんなのアソビバ」を企画するなど、商店街の活性化に取り組む。内閣府若者円卓会議委員、子供・若者育成支援推進のための有識者会議構成員、内閣官房子供制作の推進に係る有識者会議(こども家庭庁に関する有識者会議)臨時委員等を歴任。

岡本 真/アカデミック・リソース・ガイド(arg)代表兼プロデューサー

東京都出身。国際基督教大学(ICU)卒。編集者等を経て、1999年~2009年、ヤフー株式会社に勤務。Yahoo!知恵袋等の企画・設計や産官学連携を担当。2009年に同社を退職し、1998年に創刊したメールマガジンACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)を母体に、アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)を設立。著書に『未来の図書館、はじめます』(青弓社、2018年)ほか多数。京都芸術大学非常勤講師、桃山学院大学司書講習非常勤講師、総務省地域情報化アドバイザー等を兼任。 

影山知明/ クルミドコーヒー / 胡桃堂喫茶店 店主

1973年東京西国分寺生まれ。東京大学法学部卒業後、マッキンゼー&カンパニーを経て、ベンチャーキャピタルの創業に参画。その後、株式会社フェスティナレンテとして独立。2008年、西国分寺の生家の地に多世代型シェアハウスのマージュ西国分寺を建設し、その1階に「クルミドコーヒー」を、2017年には国分寺に「胡桃堂喫茶店」をオープン。出版業や書店業、哲学カフェ、大学、米づくり、地域通貨などにも取り組む。著書に「ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~」(大和書房)、「続・ゆっくり、いそげ ~植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる~」(査読版、クルミド出版)。

藤原隆充/藤原印刷

1981年生まれ。東京都国立市生まれ。大学卒業後コンサルティング会社、ネット広告のベンチャー企業を経て2008年に家業である藤原印刷へ入社。企画段階から仕様の提案を得意とし、個人法人問わずアイデンティティを表出する本づくり「クラフトプレス」を全面的にサポート。印刷屋の本屋(2018)、工場を開放した体験型イベント「心刷祭」(2019)、など様々なサービスを立ち上げる。共著に『本を贈る』(三輪舎2018年)。二児の父。趣味は読書、知らない土地に行くこと、人の思考を構造化すること。 

平賀 研也/元県立長野図書館 館長

1959年生まれ。法務・経営企画マネージャーとして企業に勤務。その間に米国で経営学を学ぶ(イリノイ大学経営学修士)。2002年長野県伊那市に移住。総合研究開発機構『NIRA政策研究』編集主幹を経て、2007.4~2015.3公募により伊那市立伊那図書館館長。「伊那谷の屋根のない博物館の屋根のある広場」を目指す取り組みがLibrary of the Year 2013大賞受賞。2015年4月から2020年3月まで県立長野図書館長。同図書館は、図書館事業のポジショニングを再定義する事業改革が「知の公共性をひたむきに志向した、共創の舞台となる情報拠点の構築」との理由でLibrary of the Year 2019優秀賞受賞。 

中島 あきこ/あひる図書館 館長

あひる図書館(一箱本棚オーナー型の三島みんなの図書館)館長。子育て支援団体 一般社団法人「ママとね」代表理事、静岡ウィメンズヘルス&ウェルネス研究会(エスウェル)発起人&代表。 医師・医学博士。 小学生2人の母。埼玉県鴻巣市生まれ。

宮本 恭嗣/さいたま市PPPコーディネーター

1973年東京都生まれ。東洋大学大学院公民連携専攻修了。再開発コンサルティング会社で、まちづくりに関する各種調査・研究、まちづくりコーディネート、再開発事業コンサルティングに従事するも、人口も経済も右肩上がりを前提とした開発手法に疑問を感じ、大学院修了を機に独立。各地で公民連携の仕組みづくりやリノベーションまちづくりに取り組む。会社経営の傍ら2018年4月より、さいたま市PPPコーディネーターに着任し、公民連携事業の企画立案や庁内の啓発に取り組む。2022年4月には市職員の傍ら、Bibli(旧大宮図書館)内に地域・本・食のシェアプレイス「ハムハウス」を開業する。 ※PPPとは、Public Private Partnershipの略、日本語で公民連携・官民連携という 

熊谷 サラ/川の図書館 館長

2006年東京都生まれ。両親はベネズエラ出身。中学1年生の時に発案した「Book Swap Chofu 川の図書館」を2020年4月にスタート。全国4ヶ所に広がった「Book Swap Japan」の代表、川の図書館館長。地域のコミュニティ形成の分野で調布市への提言を多数行う。商業施設や商店街の活性化のために「Book Swap Japan」の出張企画も実施。より多くの自治体にこの活動を広げていきたいというビジョンもすえながら、2022年4月からの高校進学を機に、新しいチャレンジも模索中。 

礒井 純充/まちライブラリー提唱者

まちライブラリー提唱者 / 森記念財団普及啓発部長 / 大阪府立大学客員研究員 / 経済学博士大阪市中央区天満橋生まれ。東中学校、大手前高校卒業後、東京へ。森ビルで「六本木アカデミーヒルズ」をはじめ文化活動に従事。2011年より大阪天満橋の生まれた場所で「まちライブラリー」を開始、普及啓発に努める。2022年7月現在、全国約950カ所以上に広がる。2013年まちライブラリー@大阪府立大学で「蔵書ゼロ冊からの図書館」、「マイクロ・ライブラリーサミット」を実施、15年には大阪市の商業施設もりのみやキューズモールBASEにまちライブラリーを開設し、7年間で93万人以上来館する場をつくる。2019年には南町田グランベリーパーク、東大阪文化創造館にも誕生。グッドデザイン賞受賞。著書に『本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた』(学芸出版)『マイクロ・ライブラリー図鑑』『ブックフェスタ』(まちライブラリー文庫)他。 

吉成信夫/ぎふメディアコスモス総合プロデューサー

東京都出身。成蹊大学卒。竹内演劇研究所で心とからだのつながりを回復する演劇手法を学ぶ。CIコンサルティング会社役員等を経て、宮沢賢治と関わりの深い岩手県東山町(現在は一関市)に家族で移住。「石と賢治のミュージアム」設立開館に奔走。その後、11世帯の山深い集落に拠点を移し、岩手県葛巻町の廃校舎を活用して持続可能な暮らし方を学ぶ「森と風のがっこう」を開校。増田寛也知事の要請で2003年より「県立児童館いわて子どもの森」初代館長を7年間務める。2015年より岐阜市立図書館館長、現在は「ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーとして企画全般に関わる。毎日新聞地球未来賞クボタ賞受賞。 著書に「ハコモノは変えられる!子どものための公共施設改革」(学文社)がある。毎日新聞シビックプライド欄(東海版)で月イチ連載中。ムーミンと喫茶店とぽけーっとするのが好き。 

守本 陽一/一般社団法人ケアと暮らしの編集社代表理事

1993年、神奈川県生まれ、兵庫県出身。家庭医。学生時代から医療者が屋台を引いて街中を練り歩くYATAI CAFE(モバイル屋台de健康カフェ)や地域診断といったケアとまちづくりに関する活動を兵庫県但馬地域で行う。2020年11月に、一般社団法人ケアと暮らしの編集社を設立。社会的処方の拠点として、商店街の空き店舗を改修し、シェア型図書館、本と暮らしのあるところだいかい文庫をオープンし、運営している。YATAI CAFEで、まちづくり功労者国土交通大臣表彰受賞。共著に「ケアとまちづくり、ときどきアート(中外医学社)」「社会的処方(学芸出版社)」など。

直井 薫子/ハムハウス 取締役

1989年生まれ。デザイナー/アーティスト。さいたま市出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、出版社デザイン部、株式会社中野デザイン事務所、株式会社IDEASKETCHの勤務を経て、2019年CHICACU Design Office & Bookstoreを設立。自宅兼事務所を住み開きしながら、まちづくり・地域コミュニティ・芸術・建築分野を中心に広報・宣伝に関わるアートディレクション・デザイン・編集を行う。近年の主な仕事に「市報さいたま(2019年6月〜)」「MORE THAN PROJECTのブローシャーやウェブのデザイン(日本タイポグラフィ年鑑2018審査委員賞受賞/VI部門)」「AG/SUM(国際サミット)」「REG/SUM」のVIデザインがある。デザインワークのほか、PRイベントの企画運営やアートなど活動は多岐にわたる。 

主催:
一般社団法人トリナス
協力:
静岡県立中央図書館
支援:
アーツカウンシルしずおか